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2013年6月30日 (日)

山梨のローズ畑から考えるアレコレ

去る6月8日(土)に参加した、NARD JAPANの山梨の農場研修。
私は今まで何度も参加していますが、
今回は非常にラッキーだったというか、ほとんどミラクルでしたよー。

というのも、こんなに咲き乱れたローズは見た事が無かった!!
まるで、ブルガリアのローズ祭り・・・???
2013rose9_3
一緒に参加したStillaアロマテラピースクールの受講生の方々との記念のスナップ。
ホクホク笑顔です。


背景だけでなく、360℃見渡す限り、こんな風にローズに溢れた風景。。。
もちろん、どのお花も精油の原料となるロサ・ダマスケナです。

たった2時間ほど前には、研修に持参するお弁当を買うために
成城石井を探して新宿駅構内をウロウロしていた私が、
そんな日々の暮らしの意識を持ったまま、
いきなりポン!とこの地に降り立つと、
この風景は妙にリアリティが薄い・・・というか、
これは夢?
もしくは、天国ってこんな感じ?
なんて思う様な不思議な印象を受けました。
非日常体験です。

2013rose2
生命力あふれるこの畑のロサ・ダマスケナ。
さすが完全無農薬栽培、様々な虫たちが飛び交います。
このお花にも、そのしっとり柔らかな花びらをベッドにしている虫さんが。
気持ち良さそう!


実は、今回ここまでお花の数が多かったのは理由があって、
私たちが参加した日は、
今シーズンのローズの蒸留スケジュールが
ちょうど数日前に終わった後だったそうなんですね。

ローズ開花ピークの時期は、
毎朝刈り取りをして、蒸留する必要があります。

でも、もう今年のローズの蒸留作業はおしまい、となると、
それ以降は日々の刈り取りがされなかった様で、、、

お蔭で、この日は今まで私が目にしたことがなかったような、
”数日分のローズ”が咲いている畑に出会えたわけです。

通常は、この農場研修で皆が刈り取ったハーブは、
そのまま事務所に運ばれ、蒸留器にかけられ、
精油やハーブウォーターに加工されます。

でも、この日は蒸留しないけど、お花を刈り取るわけで。
(ややや、もしや???)

そうです、なんと。

刈り取ったお花は皆さん全部持って帰っていいですよー。

なぬー!
(待ってました!)

と、これまたミラクルな展開に。
生きているとイイコトあるもんですな。

香料的な価値としては、
ローズは開花直後のお花がベストです。
開花して時間が経つと、持っている香りの成分はあっという間に
揮発して薄れます。

だから、ピンクの色が濃い新鮮なお花を選ぶと良いという
スタッフの方のアドバイスに従い、良いお花だけ選んで収穫。

30人くらいの参加者のみんなで懸命に刈り取っても、
まだお花が咲いているんだからすごいなぁ。
蕾もいっぱいありましたから、その翌日以降もしばらくは
同じ調子で咲き乱れたはずです。

カモミールの収穫に比べれば断然マシですけれど、
ローズったら採っても採っても、なかなか袋がいっぱいにならない。。。

写真のようにショッピングバッグ半分量くらいで、
おおよそ100個くらいのお花かな。
仮に100個のローズのお花を蒸留しても、
採れる精油は1、2滴というレベルです。
ローズのお花から精油が採れる割合(採油率)は、
0.025%と非常に低いです。
2013rose3
採油率としても非常にレアな上、
刈り取り作業ひとつとっても、棘で手指がチクチクして
かなり骨の折れます。

この様に、栽培・収穫・蒸留・製品化すべてのプロセスにおいて
非常に手がかかるタイプの植物ですから、
ローズ精油が非常にレアで価格が高くなるのは、当然のことです。
ましてや、完全無農薬なら尚更、ですよね。

例えば、私の手元にあるプラナロムの5ml入りのローズ精油は、
定価27,300円。
金額としては、確かに高価なものです。

でも、その5mlには6,400個ほどの完全無農薬のローズのお花の
成分が凝縮しています。

お花屋さんで6,400個のローズを買ったら幾らになるでしょう?
思わず、叶姉妹を想像してしまいました。
それくらいのレベルの金額です。

お花屋さんのローズは、当然、見た目の美しさを求めて
農薬散布をして育てられます。

お花屋さんと同じフィールドではありませんが、
このプラナロムの精油の原料のローズは当然、完全無農薬です。
しかも、精油になった後に必ずロットごとに成分分析して、
不純物は一切入っていないことが確認されてから、商品化されています。

そのレベルで栽培したローズが6,400個も入っているんだ、
この5mlのボトルの中には。
そう気付いている人にとっては、
価値としては27,300円は妥当でしょう。

物の価値というのは、単純な金額だけでは測れません。

私個人としては、自分だったらそんなオーガニックの
徹底的な栽培管理は到底できないわ~、という気持ちがあります。
(自宅でのローズの無農薬栽培すら失敗ばかりですから・・・)

そういう生産者や関係者の方のご苦労や専門的な技術力も考えると、
一方では高くても内実が伴わない商品というものも
ウヨウヨしているこの世の中で、
27,300円はフェアトレード。
いや、むしろ良心的なのではないでしょうか?

アロマテラピーは自然・植物療法です。
そのための精油を作るのに、コスト削減のために、
作り手の誰かにしわ寄せがあるとか、
地球を汚してもいいとか、
そういう意識は全く合いません。
アロマテラピーを愛好する人々で、
もしもまだそういうことに気が付いていない人がいるなら、
一人でも多くの人が、早く気付く必要があるでしょう。


いつも応援ありがとうございます!
           Stillaのブログとスクール活動が、皆様のお役に立ちます様にshine





 

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